あらためまして あんぽんたん

得意なことは「とりあえず続ける」です。

すごい筋肉ですね(性格は知らないけど)みたいなもんか

この連日の流れのなかで書くと朝の連続ドラマの話題っぽいけど、今日はそうじゃないってことを最初に上げておきます!

ドラマとか映画を見ていて「すごい筋書でしたねー」って感想を言いたくなるときがある。
一見すると褒め言葉だけど、自分的にはあんま褒めてはいない。

ものすごい緻密な展開の筋書きが用意されていると、次々巻き起こる事件のほうが強く激しくなって、見ているうちに「人物」と「筋書き」が分離してるような感覚になる。どうしても人物の心理描写よりも展開のほうがすごくなっちゃうの。

なんか「この作者が見せたいのは、もはや筋書きだけか」と感じたときに「すごい筋書きでしたねー」って言いたくなる。
おそらくは作った人も一番に力を入れたのは筋書き。だからきっと喜ぶと思われる。
もちろん、筋を考えるのはとても大変で時間のかかることだから褒めてもいいはず。そういう風に絶賛されてる映画監督はたくさんいる。

でも、しかしながらわたしは、緻密に計算された大どんでん返しの作品を見ると、「すごかったけど……。フーン(゜_゜)」って思ってしまう。
刺激強いだけでなんも残んない。
すごいのは作品そのものじゃなくて筋じゃん、と思うからか。
極端なこと言うと「それならもう、わざわざ作品にしないで筋書きだけ見せてくれたらいいじゃん」って思う。
筋書きが緻密だと、主人公ってだいたい“起爆スイッチを押す係”(主人公に限らないかもしれない。登場人物すべてかも)。
筋書きのあらゆる場面に設置された起爆スイッチを作者の狙ったタイミングぴったりで押して、次の起爆スイッチを押しに進む。最後のスイッチを押せばエンドロール。

あくまでスイッチを押す係だから心理描写とか感情の移り変わりとか描かれないんだよね。だって、スイッチ押すのに作者が夢中になるから。力を入れてるのはそこだから。
だったらもう、主人公いらないじゃん。
筋書きだけ見せてくれよ。たぶんそれでもう十分すごいからってなる。

とくになんも派手な事件が起きないけど、人物たちの心理が細やかに描かれてるもののほうがわたしは圧倒的に好きだから、これって好みなんだろうなあ。
特撮映画のアクションシーンも「ああ戦ってる。がんばって戦ってるなあ」って見てしまうから、アクション映画見るのむいてないのかもしれない……うあああ。

また明日も何卒。